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歯ぎしりの影響と対策

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歯ぎしりとは

 
歯ぎしり(ブラキシズム)は、無意識のうちに歯を強く噛みしめたり、擦り合わせたりする状態を指します。自分で気づいている人もいれば、全く気がついていない場合も少なくありません。歯ぎしりというと、歯をギリギリとこすり合わせる音を想像するかもしれませんが、実際には音がしない歯ぎしりもあります。この音がしない歯ぎしりは、本人だけでなく周囲の人にも気づかれにくいため、放置されると様々なトラブルの原因になることがあります。「自分は大丈夫」と思っている方も、実は気づいていないだけで、歯ぎしりをしている可能性があるので注意が必要です。
 

歯ぎしりの影響

 
歯ぎしりは、歯や全身に様々な影響を及ぼします。歯の摩耗やひび割れ、歯周病の悪化、知覚過敏といった口腔内の問題に加え、顎関節への負担から顎関節症を引き起こすことがあります。また、首や肩の筋肉の緊張により、頭痛や肩こりを伴うことがあります。さらに、就寝中の歯ぎしりは睡眠の質を低下させ、日中の疲労感や集中力の低下を招くこともあります。放置すると様々な不調の原因になるため、早期の対策が重要です。
 
歯ぎしりの影響

 

歯ぎしり対策

 
歯ぎしりの対処法として大切なのは、まず歯ぎしりの原因を理解し、その改善に努めることです。歯ぎしりの原因は、ストレスや緊張、アルコールの過剰摂取、さらには逆流性食道炎など、さまざまな要因が考えられます。これらの原因に対処することで、歯ぎしりの頻度や強さを軽減することが期待できます。
たとえば、ストレスを感じると無意識に歯を強く噛みしめてしまうことがありますが、リラックスする方法を見つけたり、適度な運動を取り入れたりすることで、心身の緊張をほぐすことができるかもしれません。また、アルコールの摂取が多いと、歯ぎしりが悪化することがあるため、飲酒の習慣を見直すことも効果的です。
歯ぎしりは放っておくと、歯のすり減りや顎関節に負担がかかり、長期的には健康に深刻な影響を与える可能性があります。そのため、早めに歯科医院で相談し、必要に応じた対策を行うことが重要です。

就寝中の歯ぎしり対策

 
マウスピースで就寝中の歯ぎしり対策
眠っている間に上下の歯が軽く接触することは誰にでも起こります。しかし、その程度がひどくなると、悪影響が出る前に対処することが大切です。たとえば、周囲の人に歯ぎしりを指摘されたことがある、歯が大きく磨り減っている、歯に知覚過敏がある、朝起きたときに顎がこわばったり痛みを感じるといった症状がある方は、就寝時にマウスピースをつけることが有効な対策です。
マウスピースには市販品もありますが、しっかりと自分の歯型に合っていないと、かえって噛み合わせや歯並びに悪影響を与えることがあります。そのため、歯科医院で歯型をとって作る、自分の歯にフィットしたマウスピースを使いましょう。

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