ドライマウスとは
ドライマウス(口腔乾燥症)とは、さまざまな原因でお口の中が常に乾燥している状態のことをいいます。通常、人は一日に1リットルから1.5リットルの唾液を分泌しますが、何らかの理由で分泌量が減少すると、お口の中が乾燥してしまいます。これは不快感だけでなく、お口の中の様々な問題を引き起こす可能性があります。
ドライマウスの原因
ドライマウスの原因として主なものは、加齢による唾液の分泌減少、薬の副作用、ストレスによる唾液分泌抑制、タバコ、アルコール、更年期障害、そして糖尿病、シェーグレン症候群のような全身疾患による影響などがあります。
ドライマウスの主な症状
ドライマウスは、味覚がおかしくなったり、口の中が乾燥して食べ物が飲み込みにくくなるなど食事に影響します。また、口臭が強くなったり、話しづらくなるなどコミュニケーションにも影響するなど、様々なお口のトラブルの原因になります。
ドライマウスを放置すると
ドライマウスを放置すると、生活の質の低下につながるだけでなく、体の健康にも影響します。
●ドライマウスの症状がさらに悪化する
●むし歯や歯周病のリスクが高くなる
●口の中の細菌が増殖し、感染症にかかりやすくなる
●食物の嚥下が困難になり、誤嚥性肺炎のリスクが高くなる