大切な人のお口の健康を守るために

お口に異変を感じていても、「痛くない」「まだ大丈夫」「特に困らない」などの理由で放置すると、後で取り返しのつかない事態になることがあります。そんな時、家族や身近な方がいち早く異変を察知し、受診を促すことで、大切な人のお口の健康を守ることができるかもしれません。以下の症状が見られた場合は、早めに歯科医院への受診を勧めましょう。

受診を促してほしい症状

食べ物が詰まりやすい
毎回食べ物が詰まる場合、歯が欠けている、詰め物が取れている、または歯周病の悪化による歯の動揺が疑われます。

口臭がひどい
時々起こる口臭は誰にでもありますが、常に強い口臭が続く場合は、歯周病や進行したむし歯が原因かもしれません。

歯茎が腫れている
歯茎全体が腫れている場合は歯周病が疑われ、部分的な腫れは特定の歯に病変がある可能性があります。

歯がしみる
歯がしみる場合、むし歯や知覚過敏が疑われます。知覚過敏は歯周病による歯茎の下がりが原因となることも多いので、早めの対処が必要です。

歯石がついている
歯石を放置すると歯周病が悪化する可能性があるため、早めに除去しましょう。

歯茎から出血する
歯磨きの際に出血がある場合は、歯周病の初期症状である可能性があります。

歯ぎしりがひどい
長期間の歯ぎしりは、歯を折ったり歯周病を進行させる原因になります。マウスピースの使用など、歯科医院での対策をお勧めします。

受診を先延ばしにすると

むし歯や歯周病は、症状が進行するほど治療が難しくなり、治療期間や費用が増加することがあります。さらに、炎症が強くなると麻酔が効きにくくなったり、歯を失うリスクが高まるなど、お口全体の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。少しでも異常を感じたら、先延ばしにせず早めに受診しましょう。